伯樂雑記

政治やルールなどへの考えやぼやきを書きつけるブログです。

まだいたのか

未だにQアノン関連の陰謀論が生き残っている。これ以上世論が混乱してしまうことを危惧している。論理的な反論によって根絶出来ないことが恐ろしい。ほとんど無駄だとは思うが、色々な陰謀論に反論していく。

①世界が悪魔崇拝者・小児性愛者・人肉嗜食家によって支配されている。

反論:世界の歴史の中で、宗教は大きな影響力を持ってきたが、サタン崇拝が力を持ったことはなく、悪魔と契約したとされた者は欧州では常に迫害対象であった。また、悪人の全てが小児性愛者でないことは自明である。小児性愛者が増えることは、種の保存の観点から考えてそこまで多くなるとは思えない。最後に、カニバリズムが悪影響を及ぼすことは知られているはずである。(狂牛病など) それを知っていながら人肉食を行っているなら、組織にマイナス面が多すぎる。

フリーメイソン、ロックフェラー家、ロスチャイルド家ローマ教皇、イギリス王室などが関わっている

反論:フリーメイソンとして政治の話をすることはご法度とされる。どうやって世界を支配する計画を立てるというのだろう。ロックフェラー家、ロスチャイルド家に関しては、歴代当主の実績でも調べれば色々な情報が出てくることは分かるはずであり、影の支配者であるならば、経歴を隠すことが下手すぎる。イギリス王室に関しても、立憲君主制の元に現在成り立っている。イギリスの議会制民主主義は政治に関与しなかったり、無関心だったり、権力を制限されたりした王がいてこそ存在していることをわすれてはならない。

冗長になるので一旦ここで切り上げる

コロナ対策への「問い」

指定感染症の指定感染症の指定を延長するらしい。どうしたものであろうか。経済を回しながら病床数を確保するためには5類相当にするか指定感染症そのものから除外すべきではないだろうか。確かに国民の感情は大切である。しかし、国民の感情のために国民の生活を犠牲にすべきではない。国民のために働くためには、時にマスコミからの批判に屈しない必要がある。大衆の「感情」が政治を混沌に陥れたことは歴史上多く存在する。(フランス革命然り、ナチス・ドイツ然り)

政治家の評価を感情のみによって行うことは危険である。その政治家が何を行うかを理性的に判断する必要がある。

「大衆」として何も考えずに同じ方向を向くことは楽である。しかし、(広い意味において)哲学すること、つまりは「問い」を持ち続けることが人間を人間たらしめると私は考える。

米国大統領選挙の陰謀論へ一言

未だに不正選挙等の陰謀論が生き残っているようだ。この現実に恐怖を覚えている。あまりにもリアリティが無さすぎて呆れるレベルの内容である。現実を見るべきである。(信じる方が困難だと思うのだが)既存のメディアを信用出来ないという気持ちは理解できる。だからといってそれ以上に信用性のないものをなぜ信じることができるのだろうか?信じたいことと現実には隔たりがあるのは当然のことである。現実を見ない生き方は主体性を事欠く。

「ピザゲート」の証拠がどこにあったというのだろうか。「ディープステート」が世界を操ることが可能なのであれば、自身の存在を隠蔽するのも簡単なはずである。陰謀と闘う存在だとされるドナルド・トランプ氏はなぜ差別的な発言を行う白人至上主義者なのであろう。(動機がどうであれ、香港やウイグルの弾圧に対する批判は評価する)

批判される人物がどうであれ、陰謀論による攻撃は卑怯である。

冷静さを失ってはいけない。

マスク義務化への反対理由

私がマスクの義務化に反対する理由は、そもそもの効果を疑問視しているからである。クラスターが発生した所で、「マスクをしていなかった」などと報道されるが、さほど変わらないようにしか思えない。何をどう考えてもウイルスはマスクにある穴よりも小さいという事実は変わらない。そのことはまず頭に入れておくべきである。マスクの着用を他人に求めるか求めないかに関わらず、その事実は頭に入れておくべきである。私の東大のマスクの効果の実験に関する見解はコロナ論2(出版:扶桑社/著:小林よしのり)と同様のものである。

そして、不用意に私権制限をすべきではない。私権制限の先例が増えてしまうと、国民のもつ自由権の重さを分からなくなってしまいそうである。太平洋戦争時の国民生活からも教訓を得ることは多いだろう。「自由」という権利は先人が勝ち取り今日まで受け継がれてきたものである。安易に手放すものではない。最終的な判断を他者に任せるのではなく、自らが決めなくてはならない。

陰謀論について

Qアノンという陰謀論が中々厄介なことになっている。

ドナルド・トランプが闇の政府と闘っていると主張しているらしい。もしそうだとしたら、闇の政府と闘うことをなぜトランプに任せるか理解しかねる。もっと適任や人間がいるだろう。陰謀論自体の内容が稚拙である。

陰謀論の真偽の判断に歴史を学ぶことは有効である。しかし中途半端にしてしまってはいけない。そして何より落ち着くことである。理性の盲信は危険であるが、理性を軽蔑することも危険である。

とにかく、アメリカの混乱が収まることを願う。

米大統領選挙について

まだ先行きは不透明だ。混沌としている。大国である故に日本も影響は免れないであろう。これ以上騒ぎが広がらないことを望む。トランプ氏の差別的な言動を容認することは、更なる混乱を引き起こすように思える。このような現状になってしまっては、偽善であっても協調を呼びかける指導者を選ぶ方がいいのではないだろうか。本心ではなかろうと、安定がなければ豊かさが生まれる可能性は少ないだろう。(極度の混乱によって全てをゼロに戻すなら別であるが、あまり期待しない方が良さそうだ。)

緊急事態宣言が首都圏で発令されるらしい。政府は補償をするのだろうか。補償があったとしても経済への影響は甚大なものとなろう。経済苦によって自殺する人は確実に増えるのではないだろうか。緊急事態宣言を出すよりも指定感染症から新型コロナウイルスを外す方を優先すべきだと私は考える。そのうえで対策を考えてはどうだろうか。どうか経済が回復すること、そして何より自殺する人が増えないことを願ってやまない。